夫婦のカウンセリングについて

夫婦

爽やかな印象を受ける、夫婦の写真です。新婚でしょうか。夫婦と一言でいっても、新婚、結婚10年、結婚20年などと、様々な段階があるわけですから、そのときどきによって、新婚当初とは何かが異なっているかもしれません。そしてその変化は否定的なものばかりではないでしょう。

夫婦関係のカウンセリングについて触れる前に、少し、夫婦とは何かと言う点を概観したいと思います。

夫婦は新婚からはじまり・・・

新婚夫婦と言えども、早くに結婚する人もいれば、30代や40代に結婚する人もいます。このことからも、新婚夫婦の形からして既に、その在り方は多様であると考えられます。

新婚当初に、特徴的なこととはどんなことが挙げられるでしょうか。

多くの場合、お子さんはまだであるとすれば、2者関係が強調される時期と言えるでしょう。最近では、同棲を経てからの結婚というご夫婦も増えているようですが、それにしても結婚当初は、二人だけの時間が強調されるという特徴が挙げられるように思います。

結婚した友人が、結婚前は電話に出てくれたのに、結婚後は通じにくくなったなどという経験を持つ方も多いと思います。それは夫婦の結婚生活がはじまったからであると想像がつくわけです。

三者関係としての夫婦

よく耳にする話ですが、「私は、夫のことを良く知らない」とか、「10年ぐらい夫と話をした気がしない」というような世間話があります。

お子さんがうまれてからは、旦那さんと二人で話をするというよりは、お子さんを通して話をするという感覚が強いという意味なのでしょう。一緒に暮らしているわけですから、話をしていないはずはないと思いますが、感触としてはこのように体験されることもある模様です。専業主婦で、旦那さんが働きに出ていると、案外二人きりの時間は、本当に限られてくるものなのでしょう。

「お母さんに、あれ渡しといて」などとお父さんから頼まれた経験を持つお子さんもまた多い事でしょう。

夫婦の形態

このように、時系列に沿って夫婦についてまとめていけば、その時々の夫婦の形態に特徴があり、そして変化していることに気づくと思います。

家族心理学の分野では、おそらくそのような研究も実際に行われているでしょう。

新婚当初の夫婦の形態が、最も素晴らしい、と考えると、なんとなくピークに達した後は衰退していくイメージに感じられてきますが、仲の良い老夫婦など見ていると、決してそういうことばかりではないと思えて来ます。

何か、夫婦の中でその在り方に疑問を感じることもきっとあるのだと思いますが、それは夫婦関係が次の段階に進むための準備のようなものなのかもしれないと、そんな視点もあって良いのではないかと感じています。

夫婦関係のカウンセリング

さて、夫婦関係をテーマにカウンセリングを行うことがあります。

1対1で行うこともあれば、夫婦同席の場合もあります。

同席を考える方が多いと思いますが、必ずしも同席で行うものではありません。同席のもと、夫婦のどちらの言い分が正しいのか判断してもらいたいという希望をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、カウンセラーはその判断ができる者ではありません。

カウンセリングは、何かを是正する時間ではなく、その人を尊重する時間であることが本来の姿です。

なぜ1対1で変化が起きるのか

なぜ、1対1で夫婦関係が変化するのか不思議に感じることもあると思います。夫婦関係に限らず、親子関係やその他の人間関係についても、全員を面接したわけでもないのになぜか変化が生じることがあります。

夫婦間になんらかの余裕が生じるためなのか、あるいはその他なのか、様々な要因はあるのだと思います。

当オフィスの場合は、夫婦関係に関するご相談であっても1対1を基本に考えています。カウンセリングを受けてみたいと希望しているその人が来談なさることに最も意味があると感じています。

つまり、逆に言えば、ご本人の希望がないカウンセリングは、成立そのものが難しいと考えております。(夫を変えたい、妻を変えたいなどのご相談)